「お一人様、追憶の梅見かな」
自写自賛:意味不明タイトルシリーズ
平日の午後、バスターミナルから「梅林行き」に乗った。
灰色の雲が天を覆い、風速 5m超の寒風が吹き荒ぶ生憎の
天気だが、この日しか時間をつくれず、外出自粛の禁を
破っての梅見だった。
公園の最寄りのバス停で降車したのは、私と白いシフォン
スカートの女性、二人きり。
前をいくその女性は、迷うそぶりも見せず、梅林へとつづく
梅の香橋の方向に右折した。跡をつけるような、微妙な距離に
戸惑いながら横断歩道を渡り、5分ほど歩く。
橋上から、小川沿いに広がる湿地にカメラを向けていると、
女性の背中は見えなくなった。
白梅は「散り」、紅梅は「八分咲き」。ときおり小雨と花弁が
舞う、花冷えの月曜日ゆえか、園内は閑散としていた。
丘の上を巡る周遊路に傘を差す彼女の姿があった。一人だった。
誰かと待ち合わせなのかな?と想像していたが、「ひとり花見」
のようだ。
思い出を辿るかのように紅梅の木々に視線を向け、足早に擬木の
階段を下りていった。
長い長い写真説明でした。
アルバム: candid-phot HUMAN
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コメント (2)
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今の季節に梅なんですねぇ。日本は広いなぁ。
2021年5月12日 20:28 ヨッシー (39)
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いえいえ、これとて立派なキャプションです(^_^)
ときどき、こういう人って見掛けますよね。2021年5月12日 22:25 ZuZu (6)
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