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"新潟燕三条系スペシャル"醤油らぁめん・特製・背脂増し@夏海・北区赤羽

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写真: "新潟燕三条系スペシャル"醤油らぁめん・特製・背脂増し@夏海・北区赤羽

写真: 痺れる麻辣刀削麺・パクチー入り・中辛@芊品香・千代田区九段下 写真: ネギラーショ@オールドラーメンショップ逆流・北区板橋本町

麺処 夏海
  北区赤羽1-18-4

 このお店では限定メニューは月一回の一日限りで、9月は新潟県小千谷市の有名店「手打ちらーめん 勝龍」とのコラボ企画として、新潟5大ラーメンの一つである燕三条系背脂醤油ラーメンを勝龍の麺で提供するそうだ。燕三条系は大好きなので、これは見逃せないと出かけた。開店時間の11時に着くと店頭には既に10数人が列を作っていたので、店頭にある券売機で標記の食券を1300円で購入後、最後尾に接続した。並んでいるうちに気が付いたが、実は並び始める前から既にお店は営業を始めていたようで、並んでいる客は誰も入店していないのにお店から一人二人と出てくる。そうこうしているうちに、11時50分になってようやく入店することができた。
 麺は黄色味が強い縮れ太麺。プリンプリンと弾力の強い高加水麺で、噛んでいるうちにもちもちとした食感が顔を出す。説明書きによると小千谷の勝龍から直送された手打ち麺とのことだ。燕三条系の超有名店である杭州飯店@燕市の麺は、ほぼストレートの平打ちでうどんのようなもちもち食感が特徴だが、それとはかなり異なる麺を使っているのは勝龍と何か強い関りがあるのだろう。スープは煮干しを前面に出した味わいだが、セメント系のようなエグミや臭さは感じられない。これも説明書きによれば、数種類の貝と鮮魚のアラ、甲殻類、豚ガラなどで出汁を引いた上で、当日に大量の煮干を加え仕上げているそうだが、煮干し以外は完全に黒子で全くその存在を認識できなかった。旨味はしっかりしており煮干し好きなら歓迎すると思われるが、個人的には、背脂が粒ではなく泡状のかなり細かいもので、背脂の存在感及びそれがもたらすはずのコクをそれほど感じられず、また、薬味のタマネギはみじん切りが細かいため存在感が希薄だったことと、雪国発祥の料理なのに塩加減がかなり薄めで、煮干しや背脂とのバランスが今一歩に思えたことの2点に不満が残る。チャーシューは、解説によれば肩ロース香味レアチャーシュー、ロース煮豚、三元豚肩ロース吊し焼、バラ肉煮豚と種類豊富で、いずれもそこそこの厚みがあってボリューム満点。完全にチャーシューメンの様相で、一枚一枚味わいや食感が異なり、量があっても飽きないし食べてて楽しい。さらに出来は普通だったが味玉、黒ばら海苔、シャキシャキの茹でホウレンソウ、シャキジャキと小気味よい食感のメンマが載り、具材は種類も多く十分で満足。
 先日の北区西が丘での限定メニュー同様、お手本はあるもののお店の個性と言おうかオリジナリティーを発揮させており、それを食べ手の個々人がどう受け止めるか、これもラーメンの楽しみ方の一つだ。

・お気に入り度:〇

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